Vital Audioのソフトシンセ「Vital」は、強力なサウンドエディットでいまどきのシンセサウンドをクリエイトできるウェーブテーブルソフトシンセです。
特に話題なのがこれが無料であること。有料の永続ライセンス版、サブスクリプション版も存在するのですが、基本機能は無料版でも全て使えるという大盤振る舞いの音源です。
ウェーブテーブルシンセサイザーは、オシレーターとして用意した波形を伸縮/変形させ合成して音を作り出すシンセサイザーです。波形はサイン波や矩形波のようなスタンダードなものから、ピアノやギターの音をサンプリングしたものまで幅広く使えるため、出来上がるサウンドはほぼ無限大と言っても過言ではありません。
波形に命を吹き込む、スペクトルオシレーターワーピング機能
Vitalが他のウェーブテーブルシンセと一味違うのはオシレーターの機能。「スペクトルオシレーターワーピング」によってオシレーターの波形を大幅に変形させ、魅力的な音を生み出します。
テキスト入力で喋る!
面白いのがテキスト入力によってVitalが喋るという機能。なかなかユニークですね。
Vitalの基本機能はこちら。
- ワーピング機能を搭載したオシレーター×3
- サンプル オシレーター
- エンべロープ×3
- フィルター×2
- LFO×4
- ランダム&モジュレーションソース×2
- マルチエフェクター×8
エンベロープやLFO、モジュレーションソースはVitalのあらゆるパラメーターに繋ぐことができお互いが作用し合うことができます。ウェーブテーブルシンセというとXfer Records「SERUM」が怒涛の知名度ですが、このVitalはそれに匹敵する強力なサウンドメイクが可能です。
美しいグラフィック
ウェーブテーブルならではの視認できるオシレーター波形や脈動するLFOなど、美しい毎秒60フレームのGUI(グラフィックインターフェース)はGPUに最適化。CPUに極力負担がかからない設計になっています。
フリーだからこそ豊富なノウハウ
Vitalはフリーで使えるからこそ、世界中に膨大な数のユーザーを擁します。ユーザーが多い。つまりその情報が多く出回っているということですね。YoutubeでVitalを検索すると非常にたくさんのノウハウ動画を見つけることができます。ユーザー同士の情報共有によってスムーズにレベルアップすることができることでしょう。
有料版
Vitalは有料版も存在します。無料版と有料版の違いはプリセット数、ウェーブテーブル数、サンプル数、LFOのパターン数の違いです。物足りなくなったら有料版にチャレンジしてもいいかもしれませんが、まずは無料版をゲットして、Youtubeやブログなどで学びながら経験を積んでいってみるのがいいかもしれません。
Vital Audio 「Vital」の詳細はこちら
https://vital.audio/