ADAM Audio 最新Aシリーズを発表。音響特性を測定し、制作環境に最適化する最新ニアフィールドモニタースピーカー。

リファレンスモニタースピーカー界でその名を轟かせるADAM Audioのミドルグレード Aシリーズの最新版を発表しました。

これまで ADAM Audioは専売特許のリボンツイーターと高レスポンスのウーファーによる性格無比なサウンドが大きな特徴でしたが、今回の最新版では革新的な音響補正ソフトウェアを開発するSonarworksとのコラボを実現し、数多くの現代的な機能を搭載しています。音が良いだけではない、さまざまな制作環境に自らが最適化する柔軟なスピーカーとなっています。

ラインナップ

ADAM A4V

  • ニアフィールドモニター
  • ドイツ・ハンドメードの高精度なX-ARTツイーター & HPSウェーブガイド
  • 4インチウーファー(MLMウーファー)
  • DSPによるルームEQ&ボイシング搭載
  • AコントロールとSonarworksの統合
  • アンプ出力(RMS):100W + 20W
  • 周波数特性@ -6dB:53 Hz - 42 kHz
  • Max. SPL:100 dB(1台 @ 1m)

ADAM A44H

  • ニアフィールドモニター
  • ドイツ・ハンドメードの高精度なX-ARTツイーター & HPSウェーブガイド
  • 2 x 4インチウーファー(MLM)
  • 19インチラックに収まるコンパクトなボディ
  • DSPによるルームEQ&ボイシング搭載
  • AコントロールとSonarworksの統合
  • アンプ出力(RMS):100W + 20W
  • 周波数特性@ -6dB:TBA
  • Max. SPL:TBA

ADAM A7V

  • ニアフィールドモニター
  • ドイツ・ハンドメードの高精度なX-ARTツイーター & HPSウェーブガイド
  • 7 インチウーファー(MLM)
  • DSPによるルームEQ&ボイシング搭載
  • AコントロールとSonarworksの統合
  • アンプ出力(RMS):110W + 20W
  • 周波数特性@ -6dB:41Hz - 42kHz
  • Max. SPL:105 dB SPL

ADAM A77H

  • ミッドフィールドモニター
  • ドイツ・ハンドメードの高精度なX-ARTツイーター & HPSウェーブガイド
  • 2 x 7 インチウーファー(MLM)
  • DSPによるルームEQ&ボイシング搭載
  • AコントロールとSonarworksの統合
  • アンプ出力(RMS):250W + 70W + 20W
  • 周波数特性@ -6dB:TBA
  • Max. SPL:TBA

ADAM A8H

  • ミッドフィールドモニター
  • ドイツ・ハンドメードの高精度なX-ARTツイーター & HPSウェーブガイド
  • 8 インチウーファー(MLM)
  • DSPによるルームEQ&ボイシング搭載
  • AコントロールとSonarworksの統合
  • アンプ出力(RMS):250W + 70W + 20W
  • 周波数特性@ -6dB:TBA
  • Max. SPL:TBA

    ハードウェア

    X-ARTツイーター + HPSウェーブガイド


    すべてのAシリーズスピーカーには、特別に設計されたHPSウェーブガイドに収められたX-ARTツイーターが搭載されています。ベルリンの工場にて手作業で折り畳まれる高品質のツイーター素材と、ウェーブガイドによる正確な指向特性が相まって、短・長距離リスニングの両方において優れた高音域の拡散性を実現しています。

    MLMウーファー


    Aシリーズのウーファーコーンは、ミネラルストーン繊維を6層に重ねて焼き固めたもので、軽量でありながら高い安定性を持ち、部分的な共振など音の歪につながる要因を可能な限り排除しています。この素材と新しいマグネットシステムを組み合わせることで、Aシリーズのウーファーは高出力かつ低歪みを実現し、低域の再生でもクリーンなサウンドを提供します。

    専用のミッドレンジドライバー

    Aシリーズには、専用のミッドレンジドライバーを搭載したモデルが2機種あります。A77HとA8Hは、フラッグシップモデルSシリーズから受け継いだ革新的なミッドレンジドライバーにより、Aシリーズの中で最も緻密なサウンドを実現しています。ミッドレンジ専用ドライバーを使用することで、ウーファーが中域を再生することが不要になり、結果として低域と高域においてより明瞭なサウンドを提供します。

    ハイブリッドアンプ

    Aシリーズのウーファーを駆動するクラスDデジタルアンプと、ツイーターを駆動するクラスABアナログアンプの組み合わせにより、全帯域で優れたSPLと超低音域にまでおよぶ再生能力を実現しています。また、デジタル信号処理の採用により、Aシリーズではより高度なコントロール機能が提供されています。

    新しいエンクロージャー

    特徴的なスピーカーエンクロージャーのデザインも、Aシリーズの優れたオーディオ性能に貢献しています。特に、音の回折現象を最小限に抑えるための深い面取りと、エンクロージャー内の振動を抑えるための厚いバッフルが採用されています。また、バスレフのデュアルフレアポート設計は、空気の流れを最適化することで、AXシリーズスピーカーと比較してポートノイズを低減しています。

    天井や壁への取り付け金具

    Aシリーズのエンクロージャーは、天井や壁への取り付けも考慮して設計されています。すべてのモデルで、127mm×70mmの長方形の形で4つのM8ネジ穴(深さ10mm)を備えています。壁掛け、天吊、ポールマウント用のアダプターの詳細は、2022年後半以降に公開される予定です。

    あらゆる制作環境にフィット

    革新的なキャリブレーション・ソフトウェア

    新しいAシリーズモニタースピーカーはスピーカー本体にキャリブレート機能を有し、専用の測定マイクを使い、部屋の音響特性に合わせて最適な周波数特性に自らを調整。可能な限りフラットな特性で使うことが可能です。この技術は音響補正ソフトウェアを開発するSonarworksとの3年間わたる共同開発によって実現しました。

    この機能は低音がたまりやすくフラッターエコーがきつくなりやすい狭い部屋では抜群の効果を発揮します。

    回転可能なHPSウェーブガイド


    Aシリーズのツイーターは取り外して90度の回転が可能。環境や用途に合わせてスピーカーの置き方を縦と横から選ぶことが可能です。

    ボイシング設定


    Aシリーズでは、モニターのバックパネルに設けられたスイッチを使用して、3種類のボイシングの中から好みの設定を選択することができます。


    気持ちのたかぶる音で特に作曲やアレンジャーから人気のADAM Aシリーズ。最新版のこのシリーズはファームウェアのアップデートが可能でこれから進化していくということ。新世代のリファレンスモニタースピーカーとして注目ですね。

    ADAM Audio Aシリーズの詳細はこちら
    https://www.adam-audio.jp/

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