美しモダンデザインのGUIとアナログモデリングに頼らない独自のプラグインを開発するLeseからプラグイン『Codec』が無料配布されています。
Codecはクラッシュ/汚し/Lo-Fiのプラグインなのですが、これまでのアナログシミュレートやビットクラッシュとは違い、入力された音を10ms〜20msにパケットに分割し、それをロスさせることでディストーションやグリッチ感を演出します。
音をパケット化するというのはインターネットによるデータ伝送のやり方ですね。なかなか面白い発想だと思います。ちょっと音を聴いてみましょう。
たしかにただ汚れたり飽和しているだけではなく、欠け感みたいなものを感じますね。
Codec
Codecは音を破壊するためのものです。
レコード、テープ、カセットのような「古い」方法での劣化をシミュレートする他のプラグインとは異なり、Codecは、インターネット圧縮アルゴリズムによって、今日我々が聞く最も一般的な方法で音を劣化させます!Codecは、基本的にオーディオコンプレッサー(そのような種類のコンプレッサーではありません)を保持するコンテナです。
Codecは、基本的にオーディオコンプレッサー(その種のコンプレッサーではありません)を格納するコンテナであり、あなたの選んだDAWで、リアルタイムで音を圧縮し、解凍することができます。
Codecは基本的に単なるコンテナなので、VST3およびAUプラグインとして無料で提供するのが妥当だと考えましたので、お楽しみください。
パケットドロップ
Codecは、「ロス」システム(および「パケットロス」の処理方法)を使用して、貧弱なインターネット接続をシミュレートすることができます。パケットは完全に失われるか(内部アルゴリズムがリアルタイムでサウンドを「再構築」しようとします)、または保持されて繰り返されるか(超グリッチなエフェクトのために)です。
クランチの"bit"
Codecは、クランチ・セクションでその限界に挑戦することができます。圧縮と解凍が完了すると、ゲインは取り除かれ、サウンドは同じ音量に保たれますが、より多くのアーティファクトが追加されます。
モード選択
アルゴリズムの内部状態を変更することも可能です。タイトルバーのLeseロゴをクリックすると、「ボイス」モード、「ミュージック」モード、「ローレイテンシー」モードの切り替えが可能です。これらのモードは、入力された音に対してそれぞれ少し異なる反応をします。
インターネットの圧縮テクノロジーを利用したプラグイン。なかなか良い音をしていますね。そういうコンセプトの曲や映像にぴったりかもしれませんね。無料なのでぜひ。
Leseの無料プラグイン『Codec』はこれまでに無いクラッシュLo-Fiプラグイン!
https://lese.io/plugin/codec/