元Steinbergの開発者たちが独立して作り上げた新世代のDAW Studio Oneがメジャーアップデート。Studio One 6が登場しました。
今回はこれまでのメジャーアップデートの中で最もパーソナルなアップデートと言えます。ユーザーが素早く制作をスタートできるスマート・テンプレートや、生産性を高めるカスタマイズ可能なインターフェースなど。ユーザーそれぞれに合わせてStudio Oneを最適化させることができます。
そのほか簡単な動画編集機能やMIDIに歌詞をあてられるなど、時代のトレンドにも合わせた機能が追加されました。
Studio One 6 ラインナップ
Studio One 6 Professional日本語版 ¥52,800(税込)
Studio One 6 Professionalクロスグレード日本語版 ¥39,600(税込)
Studio One 6 Artist日本語版 ¥13,200(税込)
機能比較表はこちら
Studio One 6 新機能
スマート・テンプレート
Studio One 6の新しいスマート・テンプレートは、基本的なレコーディングからステムのミキシング、アルバムのマスタリングからライブのセットアップに至るまで、制作内容に応じて必要なツールセットを提供します。
また、ワンクリックで簡単に楽器を演奏したり、ポッドキャストを制作できるテンプレートも用意されています。テンプレートには、オーディオ、ビデオ、MIDIファイルなど、必要なコンテンツを簡単に取り込むことができる便利なドロップゾーンを追加することも可能。一部のテンプレートには、操作方法や関連動画コンテンツへのリンクが付いたインタラクティブなチュートリアルも含まれています。
カスタマイズ可能なユーザー・インターフェース
Studio One 6の新しいカスタマイズ・エディターでは、ほぼすべてのツールや機能の表示/非表示を便利かつ簡単に切り替えることができるようになりました。変更内容は即座に適用されるため、必要に応じて機能の表示/非表示を切り替え、タスクに集中した合理的なワークフローを構築できます。
ビギナーからプロフェッショナルまで、それぞれのニーズに合わせてStudio Oneインターフェースをカスタマイズ可能。
業界をリードする歌詞トラック
新しいグローバル歌詞トラックで、スコア、ソング、ライブ・パフォーマンスに歌詞を追加できます。スコア・エディターでリードシートを作成したり、オーディオ制作の道標として歌詞を追加したりと、歌詞トラックの使い道は様々。また、歌詞をショー・ページへ転送して、リハーサルやステージで使用することも可能です。
スコア・ビューやピアノ・ビューでMIDIを扱う場合には、歌詞を音符、単語、音節単位で添付できます。また、歌詞ビューは文字を並べる際の簡単なテキスト・エディターとしても機能。さらに、歌詞ビューではフォント・サイズや文字揃えのオプションを選択でき、曲作りやレコーディング、ライブ演奏にも理想的です。
※PROFESSIONALのみ
※日本語歌詞は次期アップデートで最適化される予定
グローバル・ビデオ・トラック
新しいグローバル・ビデオ・トラックは、Studio Oneのアイコンであるドラッグ&ドロップによる直感的なビデオワークフローを提供し、ビデオ・プレーヤー・ウィンドウとも連動。ビデオ・ファイルをタイムライン上にドラッグするだけで、ビデオ・クリップを追加でき、新しいビデオ・トラックにはビデオ・クリップを無制限に格納できるため、1回のセッションで長編映画のリールも複数処理が可能。ビデオのサムネイルも自動生成され、ナビゲーションを容易にするプレビューを提供しています。
- カット/コピー/ペースト
- スリップ
- タイム/編集のロック
- リップル
- 複製
※PROFESSIONALのみ
トラック・プリセット
トラック・プリセットは、トラックとチャンネルの両方のパラメーターを保存。アレンジとミキサーを横断して現在の状態をスナップショットするようなものです。トラックのパラメーターには、トラック・ディレイ、タイムストレッチ、コード追従、アサインされているインストゥルメント/プリセット(インストゥルメント・トラックの場合)が含まれます。チャンネル・パラメーターには、ボリューム/パン、インサート、内部ルーティング(スプリッター)、センド・アサイン、I/Oルーティング、そしてもちろんトラック・アイコン、名前、カラー情報も含まれます。トラック・プリセットは、保存や読み込みだけでなく、既存のチャンネルに適用することも可能。チャンネル設定は、オーディオ・トラックとインストゥルメント・トラック両方の選択項目に適用されます。
※PROFESSIONALのみ
PreSonus Sphereとのコラボレーション
そのほか
バーチャル・インストゥルメント・サイドチェーン対応
フェーダー・フリップ機能を搭載した先進的ミキサー
3つのパンニング・モード
etc...
ぱっと見でおおきな話題性があるバージョンアップではありませんが、ワークフローが改善され素早い制作が可能になった今回のStudio One6。使えば使うほどそのありがたみが分かってくる仕様なので、長く使いたい方はぜひ新しいDAWの一つとして検討してみてくださいね。
Presonus Studio One 6 動画編集機能まで搭載したメジャーアップデート!
https://www.mi7.co.jp/products/presonus/studioone/new/